フィラリア症はこわい病気です。

 お久しぶりです。動物のお医者さんUNOです。

今の季節は、フィラリア症の予防で多くの飼い主様が、

当院へ足を運んでおられます。

近年はは、フィラリア予防が当たり前?となっており、

フィラリア感染の犬ちゃんが少なくなったと言われています。

しかし、当院において今年も残念なことに急性フィラリア症にかかった

犬ちゃんが運ばれてきました。

症例1

9歳の MIX犬 (♂) 体重15.2kg 室外飼育

2日前から元気食欲なく息が荒いということで来院されました。

飼い主様は気づかれてなかったのですが、血尿でした。

フィラリア予防は2歳まで実施、以降は未実施。

各種検査により急性フィラリア症と診断し、早急に手術が必要と説明し、

同意を得て即日手術を実施しました。

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頸静脈から右心房・後大静脈にいたフィラリア成虫を摘出しました。

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手術によりフィラリア成虫♂28匹♀39匹 合計67匹を摘出しました。

術後1週間の入院で回復、退院となりました。

しかし、予防も含めた継続的な内科治療は必須です。

 

症例2

12歳のMIX犬(♀) 体重16.8kg 室外飼育

2日前からぐったりしている。呼吸が荒く、喀血ということで来院。

各種検査により、急性フィラリア症と診断。 

高齢であり、喀血もみられ、腎不全にもなっており、リスクは

あるももの手術を勧めましたが、費用の点から手術は断念。

内科治療のみを希望されました。以後、来院はありません。

カルテをみたら、14年前にも先代の犬が同様に急性フィラリア症

にかかり亡くなっています。(手術はしていません) 

 

このように、フィラリア症は少なくなったといわれていますが、

まだまだ愛犬をねらう恐ろしい病気です。

きちんと予防しないと蚊にさされてフィラリアに感染してしまいます。

当院では、予防は5月下旬~11月下旬(12月上旬)までの

月1回の7カ月間の飲み薬を推奨しています。

しかし、飲ませ忘れや犬ちゃんが食べないといった問題もあるようです。

そういう場合、1年間有効なフィラリア予防注射も実施していますので、

ぜひご検討ください。予防は治療に勝ります!!